内科と精神科の双方から、病気を治療していきましょう

うつ病治療の工夫

うつ病を治すための工夫

うつ病は一般的に気分障害を基本症状とする精神障害です。原因は厳密に特定されていませんが、心の病気と一概には断定できないと言われています。 近年では「現代病」と呼ばれるほど比較的よく聞かれる病気となり、世の中にだいぶ知識が広まりました。一方でうつ病という病名の定義があいまいになったり、ネットなどで誤った情報が拡散していたりする可能性があり、注意が必要な時代でもあります。 本来うつ病は反復性の病気であり、通常は薬物療法やカウンセリングを正しく受けることによって症状の回復が可能と言われています。しかし、治療に際しては副作用に配慮したり後遺症状をなくしたりするため、抗うつ薬や向精神薬の量を適切に調整する工夫が必要となります。 多くの情報に惑わされたり、独断で工夫を試みたりせず、医師の指示に従って適切な治療を受けることが改善への一番の近道です。

近年の検査や治療の発展

近年、うつ病は「心の病気」ではなく「脳の病気」と考えられるようになってきました。医療技術が進展したことによって、あいまいになりがちな「うつ病」を正しく判断するための検査方法や、従来の薬物療法とは異なり脳への刺激を与える治療法などが開発されています。 検査技術としては「光トポグラフィー検査」という最新医療技術が徐々に広まっています。身体に害のない光を使用して、脳の血流量の異常を調べる検査方法です。問診などで得た情報とあわせて総合的にうつ病の可能性を診断できます。 また、うつ病を発症している脳は血流や代謝が低下しているという考えから、脳に時期刺激を与える「磁気刺激治療」という治療法が普及してきています。